旅の記録


家の中、家の周りから始まり、小学校、中学校と、文字通りだんだんと世界が広がる。
自分ち、ばあちゃんち、神社、お寺、海、祭り。。。
広く、大きく、遠く、色鮮やかな世界が、田んぼ、川、森、花、フナ、メダカ、ザリガニ、カエル、純粋な自然が、変わりながらも、いつもそこにあり自分を包んでいた。

成長し、やがて故郷を離れ、就職のために上京し、仕事で各地へ出張する。
その間にも、単発的に旅行に出かけ、新たな外の世界を体験する。

かつて移動手段が限られていた時代、移動に制約が課せられた時代、その時代の人々には知る由もなかったことを、今では当たり前のことのように実際に目にすることができる。

しかし、かつて限られ、制約のあるなかでも、人々は探求し、見聞し、その時代を生きてきた。

今、使える手段、機会を活用し、出来ることをする。
挑み、時代を作り、次の時代へつなげるのは、その営みにおいて過去も現在も変わることはない。

旅は空間だけではない。
人は、時を旅する。

その手段として、かつてない「速さ」を手に入れたのは、人間の歴史においてごく最近のことだ。
物質、エレクトロニクス、統治。。。
時を旅することは、新しい社会との出会いでもある。

旅には予想しないことが起こる。
予想しない発見がある。
がちがちに固めて、その通りに旅をするのでは面白くないだろう。
がちがちに固めたとしても、その通りには運ばないだろう。

家族が増え、しばしその旅の速度は衰えたが、新しい形で旅は継続される。
やがて、自分の旅が終りを告げたとしても、旅は新たな主人公を得て引き継がれてゆくだろう。


国内

30過ぎには全ての都道府県を巡った。
通過しただけのようなところもあるが。

ハジェロはよく走った。
ほぼオンロードであったが。

高速で、しばしば140kmで走れば、エンジンに穴が開いてもしょうがない。
四国から東京、東京と岡山、東京と青森、沖縄から東京へ、ハジェロは走った。

そしてパジェロは引退し、プラド、ハリアーへと続く。

北海道

東日本

西日本

九州・四国

海外

オーストラリア、アメリカ、スイス、ドイツ、スペイン、イタリア、イギリス、ベトナム、中国、韓国、インド、シンガポール。
海外に出て、人の営みの多様性とその歴史を知り、そして、日本を知る。

アメリカ

ヨーロッパ

アジア

SP-USA-

最初の会社を辞めて、失業手当の支給が始まる前に、アメリカを旅行した。1か月半にわたる旅と、当時の心の記録。

初めてのUSA