旅の記録 - 国内 -


北海道

最初に訪れた時は、空港とホテルと工場の間を行き来しただけだった。
でも、飛行機から眺めた北海道の大地は、本州以南とは異なった、そして雄大な景観を見せてくれた。

二回目に訪れた時は、旅行であった。札幌、旭川、小樽、函館を巡る。
北海道は広い。
札幌で予約したホテルは、地図ではほんの近くにあったのに!
タクシーですぐにつくと思ったら、延々と走って6000円超とは。

札幌のグルメ、小樽の情緒、函館山からの素晴らしい夜景。
旭山動物園は、さすがと思わせる展示内容。しかし、Sさんとバッタリと出くわしたことには驚いた。なぜここで?

三度目は、スキーであった。北海道でスキーをするという、たわいのない夢の一つがかなった。

四度目は、仕事であった。
以降、何度来たか分からない。

黄金道路に象徴される、北海道の現実は厳しい。
冬に農地は利用できない。
最近は、冬季にも屋外の建設工事を行うようになってきたそうだが、産業はいまだ官庁だよりの側面が強い。
日本の国際競争力と国内需要が縮小している現実において、地方の衰退は、既に始った大きな流れの中にある。
点在する町。
広い土地に限られた移動手段では、将来の発展を期待するすべがない。

東日本

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